2012年1月1日付にて、年金確保支援法（2011年8月10日公布）に含まれる「従業員拠出（マッチング拠出）の創設」が施行日を迎え、企業型確定拠出年金を既に実施されている、若しくはこれから実施される予定の事業主様におかれましては、マッチング拠出の導入が可能となりました。

マッチング拠出とは、企業型確定拠出年金において、事業主様が拠出する掛金と合わせて、従業員自らが掛金を追加して拠出することができる画期的な制度であり、主に以下の特長があります。

【主な特長】

• マッチング拠出は、希望する加入者が加入者掛金の拠出を行う任意の制度である。
• 事業主掛金と加入者掛金の合計額は、法定の拠出限度額の範囲内とする。
• 加入者掛金の額は、規約の定めにより、事業主掛金の額を超えない範囲で、加入者自らが決定又は変更することができる。
• 加入者掛金を拠出する加入者は、毎月の掛金を翌月末日までに事業主経由にて資産管理機関に納付する。
• 加入者掛金は、全額所得控除（小規模共済等掛金控除）の対象となるため、節税効果が期待できる。

現在、弊社では、多くの事業主様より、運営管理機関様を通じて導入に向けたご相談を受けており、来月から加入者掛金の拠出を開始する予定の事業主様もございます。

今回のマッチング拠出の創設によって、確定拠出年金制度が、加入者の皆様の老後に備えた財産形成に一層貢献すると共に、今後の制度普及にも更に弾みがつくものと期待しております。

以上